農家さんたちの苦悩

本日はJA経由で農家の方からカラスの駆除依頼が昨日あり出動してきました。

ビニールハウスが広がっている地帯ですのでエアライフルを所持している隊員のみの出動となります。

*法的に問題はないけど民家が近いこと。

*散弾だと撃った後の弾が熱を持っているためビニールハウスに飛来すると穴が開いてしまう事

などがエアライフル隊出動の理由です。

ちなみに先日のブログで申し上げた通りまだエアライフルはエア漏れ中で交換用のOリングが届いておりませんがエア漏れがじわじわと何日間を経て漏れているようなので充填すればその日一日くらいは十分撃てるようです。

しかし、早く修理したいのですが部品がなかなか届きません。ですのでエア漏れ修理はまた後日のブログで．．．

さてさて朝、現場につき車を走らせていると農家の方が来られ話を聞くことが出来ました。

ちなみに被害としてはカラスがビニールハウスを破りハウスに侵入。

その後イチゴを食い荒らしているそうです。

年間通してビニールハウスを破られる被害は続いているらしくカラス駆除後の死骸をぶら下げておいてもすぐに慣れてしまい、ここのところ被害が急増したため依頼をしたとのことでした。

確かに定期的に駆除をしているところの個体とは違いかなり最初は警戒心も薄く駆除もしやすかったのですが、、

やはりそこは鳥類の中でも抜きんでて頭のいいカラスです。

一羽やられると警戒心がぐっと上がり鉄砲を構えるとすぐに飛び立つようになりました。

二名の出動で2時間半ほど一帯を周り一羽ずつ落としました。

カラスはとても頭がよく仲間内で言語を持ち鳴き声で通信したりしています。

駆除後のカラスはカラス除けとして畑やビニールハウスの周りにぶら下げるため農家の皆様は欲しがることも多く今回も獲れたものは全て渡してきました。

ただ民間の方々が怖がったり嫌がられることも多くぶら下げたカラスをどけてくれとか可哀想とか言われることもあるとおっしゃっていました。

農家さんたちは一生懸命作った農作物を守るために一年中イノシシや鹿よけの柵を作ったり、カラス除けの反射物を設置したりと労働時間と少なくない経費を有害鳥獣対策に設けられています。

駆除後のカラスの設置はそんな中でも頭のいいカラスたちにとってはとても効果的です。

明日は猪の箱罠見回りですが今週末はまたビニールハウス周辺のカラスの駆除です。

少しでも貢献できたらと思います。

今日の魔法＝駆除後のカラスはカラス除けに役立つ