先日獲れた雉とマガモを数日ベランダに吊るしておいても大丈夫な気温になってきました。
数日吊るしておくと死後硬直がとけて肉が柔らかくなります。
本日のニュースで肉の価格が高騰しているという事でした。
新型コロナの影響で畜産の労働者の雇止めなどが起こったせいで、圧倒的に労働者不足に陥っているそうです。
冬の猟期真っ最中。駆除対象のシシなどは年間通して手に入りますがこの時期にしか手に入らない狩猟肉は貴重ですので猟期中は本当に時間に追われます。
今回のこの雉とマガモ、散弾ではなくエアライフルで獲った個体です。
散弾の時はあまり気にすることなく解体を進めますが、エアライフルの時はどうしても慎重に毛をむしります。
なぜなら着弾した場所をしっかり確認しておきたいからです。
猟師というもの獲物を獲った時の状況をしっかり記憶しています。
自分の想定した場所に弾がちゃんと飛んでいるのか、そこからスコープのずれはないか、狙った場所は本当に其処で良かったかなど今後の猟に生かすためです。
イノシシやシカを撃った時などはどこに中ったかの確認は比較的簡単に済みますが。
全身が小さく様々な毛で覆われている鳥などは毛をむしらなければ着弾箇所がわからないのです。
今回この雉は草むらの中にいるところを見つけて草の切れ目から見えるシルエットを頼りに首近くに発砲しました。
しかし、着弾したのは思っていたより身体の下のほう。だからあんなに飛んだのかと納得がいきます。
発砲後中ったのは見えたのですがその後この雉は飛び上がり10m先の草むらで絶命していました。
探すのが正直大変でした。
だから中ったのに飛べたんだなとなんだか納得がいきます。
今後も精進して猟の腕を上げていきたいと思います。
今日の魔法=獲った後も獲物を観察してみよう
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20年くらい前の話になりますが近所の猟師の爺ちゃんが山鳥と雉を吊るしていたのを思い出しました、その時は嘴の鼻の穴に針金を通していましたよ。なんだかそのほうがすっきりしていいかも?余計なコメントで失礼しました。
貴重なご意見をいただきましてありがとうございます!
そのような先輩方のお話はお聞きするだけでも面白いし財産になります。
今後ともご教授頂ければ幸いです。