逃がしたおつまみ

皆様はゴールデンウィークはどうお過ごしだったでしょうか？

今年の大型連休は新型コロナウイルスのせいで自粛の嵐、なかなか張り切って外に繰り出してＯＫな風潮ではありませんでした。

しかし、猟期にしろ猟期以外にしろ普段人のいないところばかりが遊びのフィールドという事もあり、自分だけの秘密の場所を子供たちに提供することでなんとか子供たちを退屈させることなく連休を終えることが出来ました。

そんなある日行った場所がとある渓谷。いわゆる沢登です。

行く前から川魚やサワガニをとって晩酌のあてにしようかと狩猟民族の血が騒いでおりました。

何度も言っている場所なのでどこに川魚の餌になるミミズが多くいるか。

サワガニが沢山いるかも予測できていました。

ですので今回は子供たちを苔むした岩肌を滑らないように連れていきさえすれば美味しい晩酌のあては必然的に手に入る予定だったのです。

しかし、そうはいかなかったのです。無事に沢登を終え。サワガニも川魚も一定数確保し帰ろうとしたその時です。長男があることを話し始めました。

カニさんや魚さんってなにを食べるの？水槽に何を入れてあげたらいいのかな？

思わず。え？ってなりました。この人飼う気だなと。

なので、お家に連れて帰ったら水道の水では生きていけないんだよ。ここの水のように新鮮な水がずっと循環しているわけではないしねと。そう言い聞かせました。

そして、こう付け加えました。お父さんと一緒に食べてみよう！それともここで逃がすかどっちかだよと。

ここはさすがに狩猟民族の血をひく息子。逃がすとは言わないだろうと。

この一言にすべてをかけたのです。

しかし、しばらく考えて出した答えが逃がして帰るでした。だって可哀想だと。

思わぬ誤算。さすがにそれを無視してもってかえって油で揚げたりしてるのを見たらこれは良くないなと泣く泣くその場で逃がしました。

なんでもかんでもとって食べてたんだけどな父は、、、

今回の魔法＝6歳の心は狩猟民族の本能＜メルヘン男子