繁殖期のオス

前回のブログで止め刺しの話題に触れておりましたが折角脳締めした40ｋｇくらいのオスでしたが、、、

脳締めしたおかげで死後硬直はなかったもののある問題が…

そう、とうとうこの時期に突入したようですね。

繁殖期のオス特有の匂いがガッツリしておりました。

この繁殖期の匂い春先まで続くことが多いのですが個体によって匂いがしたりしなかったりするのでオスでも当たりはずれがあります。

折角綺麗に処理を行ってもどうにもならない繁殖期のオスの匂い。

春先までメスだけがかかってくれるはずもなくどうしようもありません。

この匂いメスを引き付けるためのフェロモンの匂いというのが定説のようですが。

周りの仲間の猟師はどうにもならないこの匂いの付いた肉は猟犬用の餌にしている方が多いです。

いつも食べられない美味しい部分のお肉も食べられるので猟犬たちもがっついて美味しく食べてくれています。

だけど人間には少し酷な匂いなのです。

イノシシ側からすると知ったこっちゃありませんが、みんな塩水に漬けたり、牛乳に漬けたり煮込んだりといろいろ試行錯誤していますが完璧な対応策を未だ聞いたことがありません。

先輩の猟犬などはこの時期のオスの匂いを覚えていて必ずメスのイノシシにしか追い鳴きしません。

素晴らしい猟犬です。ちなみに猟犬は全て雌。雌ゆえにオスイノシシの匂いがよりわかるのかもしれませんね。

春先まで繁殖期が終わるころまでは♂シシ注意ですね。

今日の魔法＝子シシでも繁殖期は匂いが出ているものがある