イノシシ祭り

先週とある山に入ってすぐの事でした。4匹の可愛いウリボーがあまり慌てることなく私の車の前をトボトボと歩いていきます。

思わず車を止めて車から降りると、今度は少し慌てて山の斜面を登っていきました。

その日は知り合いの方の畑の手伝いに来ていたのですが、お礼に沢山のスイカと罠用の米ぬかを頂きました。

これからの罠猟に向けていい場所を見つけてそこに米ぬかをまいてイノシシを猟期前から餌付けしておこうと考えています。

ところで、その方の畑の横の斜面がミカン畑になっておりましてその斜面を登っていくと尾根があるのですがそこに以前来た時にイノシシの寝屋やヌタ場、糞や足跡などが沢山ありイノシシの痕跡が濃厚な場所だったため試しに今回も登ってみることにしたのです。

もう少しで斜面を登りきるところで何やら異変を感じました。

草が生い茂って日当たりが良いところに何かがいる気配がします。

こういうのって本当に核心に変わる前に何かがいる気配を感じますよね。ん？何かいる？疑問というか違和感というか．．．その後一瞬空気が止まったような静けさが訪れた後の事でした。

藪の中からブッブッブッブというあの鳴き声が！

一目散に4頭ばかりのイノシシが飛び出てきました。丸腰の私、久しぶりにドキドキしましたが最後の一頭のお尻を銃もないのに反射的に追っていました。

その後痕跡を求めて少し追いましたが、丸腰だったのでほどほどで辞めました。

イノシシだらけの一日でしたが。あれ？ここで罠やったら確実に取れるんじゃない？という思惑が．．．今度聞いてみよう。

今日の魔法＝猟師は丸腰でも思わずイノシシを追ってしまう(危険なのでやめましょう)