鹿撃ち忍び猟

昨シーズン鹿の流し撃ちに行っていたところ、地元の農家さんから教えてもらった林道。

そこは鹿銀座で行けば先ず遭遇率100％の場所です。

教えてくれた地元の猟師さんは農作物を守るために罠猟もされているらしいのですがあまりの鹿の多さに追い付かずよそ者の私に詳しく場所を教えてくれたのでした。

今年から車で流すだけでなく車を開けた林道において忍び猟を始めています。

なかなか疲れてくると歩みが雑になり足音を消すことに失敗して飛ばれたりなんかもしますが、昨日は絶好のシチュエーションが到来しました。

私の存在に先に気付いた雌鹿2頭が逃げて行ったのですが別の場所で寝ていたのが目の前30ｍほどのとこに出てきました。

確実に仕留められると思い銃をとっさに構えた時、鹿の方向が国道であることに気付きました。

随分と高いところまで山を登っていたので問題はなかったのかもしれませんが。

少しでも危険を感じたり疑問を感じた時は撃たないということが体に染みついています。

ほほに付けた鉄砲をゆっくり下げると鹿は反転して逃げていきました。

悔しさが込み上げますが、これで良かったのだと自分に言い聞かせます。

このブログに書いたり人に話したりして悔しさを消化したいと思います。

その後、鹿の寝屋が山のどこら辺に集中しているかを調べるために山を2時間ほど歩き尾根に上り糞や足跡を念入りに観察しました。

どうやら山の中腹より上には上がっていない様子です。

こうやって自分の調べたことを次回の猟に活かして答え合わせをして獲れた時の満足感、充実感は何物にも代えがたい喜びとなります。

悔しいけど学びがあった忍び猟でした。

今日の魔法＝少しでも危険や疑問の可能性を感じたら引き金は引けない