先日の事。昔から海遊びで以後一緒させていただいている先輩から少し話せないかという事でご連絡をいただきお話しする時間がありました。

貸していたゴムボートを返却に来てくれたついでに話すことになりました。

でかいヒラス(ヒラマサの子供)を釣ってきてくれました

昔からマリンスポーツや釣りなど一緒に遊ばせていただいている方ですがここ最近、家の事情でなかなかフルで遊べなくなっておりご家族が具合が悪いという事だけ聞いておりました。

もともと農作業中に脳梗塞で倒れたお父様が数十年前に半身不随になり、妹さんも障害を抱えていらっしゃるので大変な事は知っていたのですが先輩自身はそのことを感じさせないくらい明るくそして豪快で活発な方なのでいつもいろんな事に甘えてばかりの後輩なのですが、、、

先日のお話でお母さまがすい臓がんになり余命が1年という宣告をされたらしくお父さん妹さんのお世話に加えてお母さまの事も面倒を見ないといけなくなり。

また私も父を早く癌で亡くしていますのでわかるのですが、いつか人間は死ぬものだとわかっていても一日でも命を伸ばしてあげたいと毎日毎日どうやったらいいかと様々な病気に対する情報を調べたり、そのことばかりが生活の中心になるものですのでそれに加えてご家族全員分の世話となるとご本人にかかるストレスは大変なものだと思いました。

ゆっくりお話を聞いた後、自分でもどうしてあげるのがいいか頭の整理がつかず考えながら帰り道を歩いていました。

その先輩には本当にお世話になっているので出来る事なら何でもしてあげたいなと考えながら歩いていると。

気が付くと1時間以上歩いていました。その間他の事は考えられず自分が出来ることは何かを考え続けていました。

父の実家は仏教、母の実家は敬虔なクリスチャンで仏さまにもイエス様にも祈りを子供の頃からささげてきました。

祈るという事は何なのだろう一体どんな意味があるというのだろうと思いながら大人になりましたが。「祈る」という事はこんなことなのかもしれないなとふと思いました。

私のできることや力はそんなに大したことはないかもしれません。

でも海の素晴らしさや自然の素晴らしさを大人になってから一緒に共有できた純粋な心を持った先輩に対して微力ながら協力できることを家に着くころには少しづつ考え始めていました。

そのことだけ考え、思い、願う。まだまだ若輩者の私ですが祈りとはそんなものなのではないかと思った一日でした。

今日の魔法=祈りの意味とはそのことだけを考え、思い、願い行動する力の事ではないか

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