憧れた人

漁師だった叔父が先日から熱中症と聞いて入院していましたが実家から連絡があり肺がんの上、脳にまでがんが転移している事がわかりました。

このブログのトップページに書かれてある子供の頃憧れた大人の一人である叔父です。

海に連れて行ってくれてはいろんなことを教えてくれました。

島から大きな県内の病院に来週移り抗がん剤治療を始めるそうです。

お盆の帰省時に逢えたらいいなと考えています。

小学生の頃、海に船で出た時どこを見渡しても水平線。帰り道がわからなくなるのではないかと不安になりました。

GPSや携帯も無い時代どうやって方角を知り船を走らせているか気になったのですが。

船舶免許をお持ちの方は知っている方も多いかと思いますが腕時計と太陽で方角の位置を知る方法をその時教えてくれたのがこの叔父でした。

汚い絵で申し訳ありません。やり方としては。

1.時計を水平に保ち

2.時計の短針を太陽の方向に合わせる

3.時計の12時と短針がさしている太陽の位置の丁度間が南の方角です

南がわかれば真逆の方角が北。

あらゆる方角がわかるので海で遭難しても時計さえあれば方角は知ることができます。

これは海だけでなく山で方角がわからなくなった時も太陽の位置さえわかれば方角を知ることができます。

小学生の時にこれを聞いたとき方位磁針や地図など道具がなくても知恵や知識で自然に打ち勝つ方法があることを知りとてもうれしくなったことを覚えています。

このほかにもいろんな海の知識や自然の事を叔父には教えてもらいました。

大人になり地元を離れた今となってはなかなか会う事も難しくなっていたのですがもっといろんな話をしたい効いてみたい事、教えてほしいことが沢山あるのです。

少しでも長生きしてほしい。そう切に願うのです。

今日の魔法＝時計と太陽の位置で方角は知ることができる