まだまだ残暑が続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
暑い中、草木や蜘蛛の巣の茂る中を悠然と進み箱罠を見回り汗と泥にまみれてもたまにイノシシが入ってくれているとそれだけで衣服についた蜘蛛の巣も種子の棘も気にならなくなるのは私だけでしょうか。
箱罠に入るのは小さな個体ばかりで大きな用心深い個体は箱罠に入ることなく育っていきます。
昨日もとある耕作放棄地で草木であれにあれた土地の奥にある箱罠のすぐそばで大きな個体が私の気配を感じ逃げていきました。
あそこには近く、くくり罠を仕掛けようとたくらんでいますが、ワイヤーを止める大きな木が周りにあまりなく作戦を考案中です。
そして、こちらが昨日箱罠に入っていた個体です。
うり坊の模様は消えて20kgくらいの大きさにはなっていましたがまだ肉は柔らかく大きな個体のように薄切りにしなくても美味しく頂けると思います。
うり坊は大きな大人の個体と比べて肉が柔らかくオスでも臭みが出ることがありません。
有害駆除で獲っても捨ててしまうハンターもいますが自分は捨てるという事はありません。
折角頂いた命、山の恵みに感謝して頂こうと思います。
先日、息子からこんなことを言われました「なんでお父さんはイノシシを殺すの?あんなに可愛いのに」と
どうやら小学校の教科書で動物園の獣医さんの話が載ってあり今そのお話を勉強中なのです。
ハンターの父たちにはかなり分が悪い状況ですが、農家さんの事、里山や森の人間と動物の境界線の事、自然環境の事、説明をしようとすればどうしても長くなり聞いてはくれましたがこれだ!という端的な言葉が見つかりませんでした。
それを探すのも子供を持ったハンターの課題なのかもしれません。
今日の魔法=うり坊の肉は柔らかく臭みがない
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