猟期を前に農家の方からイノシシの被害が酷く困っているとの連絡を受けました。
しかも今年新築の自宅を建て、その裏に巣を作り畑の農作物を食い荒らしておると。
どうにかならんものかという相談でした。
早速詳しい住所を教えてもらいグーグルマップで地形などを確認したところ、住み着いている茂みはそんなに深くなく犬さえいればすぐに追い鳴きして止めてくれそうな簡単な茂みというか小さな林というか…
しかし、林の周りに住宅がちらほら。
鳥獣保護法及び狩猟に関する法律では「住居が集合している地域または広場、駅その他の多数の物の集合する場所においては銃猟をしてはならない」となっています。(許可を受けた麻酔銃に関してはこの限りではない)
ここで問題となるのが住居集合地域の定義。
これは既に判決が出ています。
最高裁さん曰く「周囲半径200m以内に人家が約10軒ある場所」だそうです。
しかし、自分の場合2軒でも3軒でも200m以上離れていても地元の方々や民家の方、その場所が少しでも怪しい雰囲気を出している場合はすぐに退散します。
やはり銃器は一般の方々には恐ろしいものです何百メートル離れていようと、家の数がいくらであろうと住民の方からすれば知ったもんじゃないでしょうし。
極力トラブルは避けたい。その思いから人がいたら撃たない。1%でも怪しい時は撃たないと決めています。
正直なところ猟師はイノシシよりも人のほうが恐いと思っている人も多いのでは?なにか小さなことでもトラブルに発展し取り消しのでもなったら洒落になりませんからね。
今回の案件ですが半径200m以内に10軒とまではいかなくても数件は住宅があります。その地域の方々が獣の被害に困ってはいても法令順守の考え方をした場合グレーなところです。
従いまして今回は箱罠の設置をお勧めしました。
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ただ周りの畑にいろんなものが植わっていて餌が豊富にあるからかかるのは周りの畑から収穫物を取り終わって食べるものがなくなった冬になるかなと。
そう思っております。そうしたら止め差し&引き取りにお伺いしますと伝えたのでした。
今日の魔法=住居集合地域は半径200m以内に約10軒の家