*狩猟のブログですので一部グロテスクな画像があります苦手な方はご遠慮ください

前回のブログでジビエは獲物の肉の特性を知ると料理が上達すると記しました。

これについてもう少し掘り下げておきたいと思ったのが今回のブログです。

ただ獲物により書き留めておきたいことが多く今回はいのしし編。

猟を始めた頃はイノシシの一番おいしいロース部分に弾を打ち込んでしまったりと料理云々よりも猟の技術自体が無知故に肉を痛めてしまう失敗を沢山しました。 猟の技術的なことで学んできたことは別の機会に記すとして。今回は料理のほうの技術について書き記しておこうと思います。

猟師の皆さんはおそらく当たり前すぎてわざわざ語らないのかもしれませんが猟師さん以外の方は意外と知らないゆえに美味しくジビエを頂けてないのではと思ったからです。

ジビエの代表のような猪肉ですが一頭とれたら捨てるところはないくらいすべての部位が美味しくいただけます。しかし、大部分の方からこういう言葉を耳にします。

猪肉は固いと…

自分もよくわからない頃は牛のステーキのように分厚く切っていた時もありました。硬いと思った経験のある方。次回から出来るだけ薄く切ってみてくださいビックリするほど美味しい肉に変わります。

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基本薄く切るだけで一番おいしいロース部分も他の部位もほとんど美味しくいただけます。

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ミートスライサーがなければ包丁で薄切りをしてください。自分もまだミートスライサー持ってません。

より筋張っているすね肉だけはカレーやシチュー、ポトフなど煮込み料理のほうがよいかもしれません。

また内臓なども格別で心臓、レバーは新鮮なの事もあるのか他の動物のものよりも自分はいのししのが大好きです。

肺だって料理のひと手間で食べられます。肺は甘辛く煮ることが多い気がします。

また頭の部分は茹でるだけでOK。頬肉、シシタンは最高にうまいです。

*ここでイノシシのかぶと煮の画像を上げておりましたが苦手な方もいらっしゃると思い割愛しました。

ちなみに脳みそは白子みたいな味がします(これは一般向きではないかな?見た目てきに…)

焼き肉店に行ったりスーパーで高い牛肉を買ってきても肉の脂でお腹を壊すことが多い私もイノシシの脂身は全くお腹も壊さずその脂身の甘さ旨さは格別です。

豚足ならぬイノシシ足も鍋でコトコト煮込んで食べることができます。

本当に一頭取れたら残すとこがないのが猪です。

まさにジビエ肉の王道ですね。

今日の魔法=猪肉は可能な限り薄く切ろう

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