食までが猟・漁

猟師仲間に子供達に食べさせてくれと良型の太刀魚と鯛を頂きました。

釣れたてで捌きたかったのですがここ数日仕事や義理ごとなどで忙しく昨晩やっと時間がとれたのでやっと料理することが出来ました。

猟でとった獲物も海で釣った獲物も出来る限り子供達にも嫁にも美味しく食べさせてあげたいと思います。

一緒に釣りにいって得た獲物などは釣れた喜びも加わるのでそれが一番なのですが。

頂いたものなどは口にして初めてどんなものか感じるわけです。しかも、スーパーで買ってきたものではなく知っている知人が苦労をして得た獲物です。

素材が素晴らしいのにダメにしてしまったら獲った方にも頂いた命に対しても責任が果たせていない感じがするのは私が猟師だからでしょうか。

とここまでいろいろ書いたものの自分なんてまだまだでどうしたら美味しくなるのか修行の身であります。

実際に魚も鳥も獣も様々な種がありますし同種の中でも獲物の生活環境や気象天候で個体差が生じたりそれでも美味しく食べるにはより深く獲物の事を知ること。

その後ろにある自然環境を先ずは深く知ることが大事ではないでしょうか。

そして綺麗にさばく料理の技術や味付け。これらももっと学ばなければなりません。

自然への深い理解と獲物を素晴らしい料理に変える技術どちらも必要だという事ですね。

捌いた鯛は塩焼きと鯛茶漬け、アラ炊き、太刀魚は塩焼きとバターソテーにしました。

そういえば昨日ランチで訪れた蕎麦屋さんの鴨せいろ。鴨肉と一緒にゆずと三つ葉が入っておりさっぱりした味わいでした。

今度これもやってみよう。

今日の魔法＝とった獲物を上手に食べる腕が上がると猟、漁の技術もあがる