遠い国では戦争が起きてしばらく経ちますが収まりそうにありません。
日本もこの先、コロナ渦に加えて物価高や円安が進み経済も不安定で人口も減っておりなかなか未来が明るく楽観視できるような状況ではありません。
日本に核兵器が使用され多くの死者が出た先の戦争から日本人のアイデンティーや愛国心はどこに行ったのでしょうか。
先行き不透明な日本、資源がない日本、技術力もどんどんアジア諸国に抜かれ未来に自信が持てずどんどんと海外に出ていく若者が今後も増えていくことでしょう。
私は学生の頃、沢山の国を旅しました。
社会に出て働き始めればなかなか世界を見て回る機会が失われそうな気がしていたからです。
実際なかなか今ではそんなゆとりや時間もありません。
その当時思った事は。なんと日本は清潔な国なんだろうということと安全な国なんだろうという事でした。
当時は漠然とそんなイメージを持っていましたが社会に出て仕事をし狩猟や有害駆除など様々な局面で自然と関わる中で気付いた事がありました。
日本という国は何と自然が豊かな国なんだろうかという事です。
安全な水が豊富にあふれ四季折々に様々な草花が様々な花を咲かせ多様な昆虫類によって木の実を付けその実や草花を動物たちも沢山食べることができます。
一方、山から川を伝って海に流れ出た豊富な栄養はプランクトンの餌となりまたそのプランクトンは海洋生物の食物連鎖の底辺をしっかり支え豊富な海洋生物の礎となります。
山も川も海も全てにおいて豊かでありまたこの豊かさが四季折々の風景美となり、われわれ日本人のそれぞれの故郷への憧憬を深く心に刻み付けて放しません。
そして、このことが日本人の清潔さや安全な国であるゆえんだと思うのんです。
近年の経済競争力の礎となるような資源はなかったのかもしれませんが日本は産業革命よりもっと昔から人間が根本として必要な豊かな自然という資源を有しているとても貴重な国なのです。
水が豊富にあることで様々な面において清潔な生活を送ることができます。
また日本人はあまりに強大な自然という存在を畏怖し協力し合って生きてきました。
それゆえ安全な社会を築いてきたのかもしれません。
それにも関わらず、目先の利益に流され豊富な水資源を有する山々を海外の方に売り渡したり、日本の唯一無二な太古より受け継がれてきた自然の中枢まで海外資本企業が入り込んできたりしています。
日本人として日本という国に思いを抱くときこの豊かな自然を守らなければならない、大切にしなければならないと狩猟を通じて感じる今日この頃なのでした。