獲物の探求から自然を知る

先日はは3頭のシシが箱罠に入っていました。

オス2匹、メス1匹の兄弟でしょう。

順番に止め刺しを行います。

後のほうのシシは何が起こったかを見ているので地面にふせたり箱の中を逃げ回ったりして止めにくくします。

そういうやり取りの時は何を考えているのかを知るためにこちらも目をじっと見てしまいます。

そこから感じられる恐怖や怒りが感じ取られます。

大きい個体になればなるほど学習能力も高く必死に暴れますし力も強いので大変です。

特にくくり罠の時などは。

その後もずっと毎回目を見て何を考えているのか、そこから感じられる獲物たちの恐怖や怒り悲しみと対峙して私も自然から多くの事を学ばせていただいています。

それは猪だけではなく鹿や熊、アナグマ、鳥たちも同じです。

ただ獲って食べることも大切だと思うのですが。

これからも獲物を見つめ沢山の研鑽を積みなるべく苦しませずに止め刺しを行う事もしかり。

自然に負荷をかけない自然との向き合い方を探求していきたいと思います。

そういえばトムブラウンジュニアのかいたトラッカーにもそういう事が書いてあった気がします。

機会があれば面白いので是非読んでみてくださいね。

今日の魔法＝猟師は獲物をより深く観察しその個体から自然を学ぶ