先日、50kg、40kg、15kgの三頭のシシが獲れました。
一番小さい売りが消えたばかりの個体は処分しました。
なぜかというと、、、、
小さいからではありません。
全身がマダニだらけで数えきれないほどのマダニがうようよと身体の至る所を這っていたからです。
ですが別に病気というわけではありません。
なぜなら内臓を取り出し持って帰る寸前の作業までしていたから内臓の状態も健康そのものでした。
実は、まだ小さい個体ほどヌタをあまりうっていないことが多いからです。
大きな個体になればなるほどヌタ場でヌタをうっています。
ヌタ場とは水分の多い水たまりで全身泥まみれになる猪のお風呂の事です。
ヌタ場に入って全身泥だらけになる理由の一つがこのマダニ落としです。
全身についているマダニをヌタ場で体中を泥だらけにしたのち乾かします。
すると乾いたころには全身が泥のパックとなっています。
泥のパックの中で窒息死したマダニは泥と共にはがれていきます。
イノシシもシカもこのヌタによって寄生虫を落としているのです。
しかし、小さい個体はまだその習慣が少なかったりしてマダニの付着率がかなり高いです。
大体経験値として20k以下の物がマダニが多い気がします。
人間の子供もお風呂に入らず遊んぶことに集中してお父さんやお母さんに「いい加減お風呂にはいりなさい」と言われてしぶしぶ入るような子供が多い気がします。
イノシシやシカの両親が早くお風呂に入りなさいなんて言うはずがありません。
野生動物は寄生されて痒くなったり不快になることでヌタうちを自然と始めるのかもしれません。
今日の魔法=20k以下の小さな個体はヌタをうたずマダニが多い
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