猪肉はぼたん、鹿肉はもみじ、馬肉はさくら、鶏肉はかしわというように野生肉を花の名前に変えて呼ぶ文化が日本には古くからあります。

個人的には鶏肉に関しては鴨やヤマシギ、ハトなどそれぞれ個性が違うのでもうちょっと他にないのかなと思うところもありますが鶏と同じような味でかしわ感があるのは雉肉くらいかなと、、思ったりもします。

そもそもなんでこんなことになったのかというとそれまで食用として重宝されていた野生肉が江戸時代第五代将軍徳川綱吉により「生類憐みの令」により生き物を食べることを禁じられたことに由来します。

なんと犬や猫などペットとして人間と深いかかわりを持っていた生き物に限らず獣、鳥、魚、昆虫、と生きとし生けるものすべてが対象となったため人々は肉の名前を植物の名前に変えることで流通や入荷に隠語として使用していたのです。

それが現代まで引き継がれているのですね。

イノシシを山クジラというあたりから魚よりも肉のほうが食に関しては抵抗が少なかったことがうかがえます。

これは仏教の教えで殺生を戒める「不殺生戒」の教えに起因します。厳格な仏教徒は他に魚や卵も避け、五くん(にんにく、にら、らっきょう、たまねぎ、あさつき)も避けられていたそう。

五くんは仏教の修行において煩悩を刺激し心の乱れを引き起こすと考えられていたようです。

全て大好きな食材ばかり、、

これがすべて禁じられたとしたらもう猟師(漁師)としてはお手上げですね。

それにしてもどの時代にも法の抜け穴を作り逞しく人間は生きていくものなのですね。

今日の魔法=現代に生類憐みの令や禁酒法がでたらあなたはどうする?

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