私の県では来週2/15日で鳥猟が終了します。

それから残りは大物猟ばかり、もう少し美味しい鴨やキジなどが欲しいなと思い少ない時間を見つけては車を猟が可能な地域まで走らせます。

そんな中、物凄く悔しいことがあったので記録しておきたいと思います。

あまり時間の無い中訪れた池は市街地から一番近く猟が出来る地域のとある集落から少し外れた場所で池が3つほど近くに点在しています。

一つ目の池を注意深くのぞき込みましたがそこには何もいませんでした。斜面を下っているとふとマガモのメスが200mほど離れたところを飛んで逃げるのが見えました。

この時点で今覗いた池には何もいなかったので他の池から飛んで逃げた可能性が考えられます。

車の音が聞こえるほど近くはありませんので猟期も終盤に差し掛かりよほど敏感になっているものと思われました。

きっと次の池にまだオスのマガモがつがいならば残っているはずだと予想を立てていました。

次の池について準備をしていた時です集落の皆さんが畑に行く途中なのか車の横を何台も通過していきました。

その時点で自分の集中力が獲物より人のほうに変わりました。

常日頃から徹底した法令順守ですので何の問題もないのですが、法令順守であってもやはり日本という国は銃に関しては所持しているだけで話がややこしくなることが多いと感じていますし、どんな獲物より怖いのは人間。

猟師になってからそういうふうに感じる場面が多々あったためどうしても集中力が人間に行ってしまうのです。

立てていた予想も頭の片隅から吹き飛び意識は人がいる畑のほうに向きながら銃を銃袋から出すこともなく弾を込めることもなく池を雑にのぞき込んだ時です。

池の奥のほうから大きな音とともに丸々と太ったオスのマガモが私の頭上を羽ばたいていきました。

残された鳥猟の時間もあまりないのに、時間をわざわざつくって車を遠くまで走らせたのに、さらに予想も立てていたのに、どうして自分がこのような行動をとってしまったのか。

目の前で飛び去った丸々と太ったマガモの姿が何度も思い返されます。

その日はその後予定があり制限時間がすぐに来てしまい悔しい感情を押し殺し帰路につきました。

確かにあの時、自分の予想を立てたとおりに集中し人が来なければ弾を装填しおそらく獲物のマガモは獲れていたはずです。

猟場は獲物と自分だけではありません、いろんな複雑な状況になることも考えられます。他の猟師や猟犬との遭遇、登山者、農林従事者、農家の方、気象状況。いろんな予想を裏切る状況が目の前に現れた時どれだけ安全に気転の利いた行動がとれるか。今回は悔しかったけれどこういうことを繰り返しながら状況判断が上手くなっていくのではないでしょうか。

近隣の方が通っただけでこの調子じゃまだまだですが経験値上げていきたいと思います。

今日の魔法=いろんな猟場での状況判断が経験値をあげていく

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